以前図書館のレファレンスサービスで、三春『影山』という苗字の由来を調べていただきました。
残念ながら、その記述はなかったのですが、調べてくださった本『200万人の姓のルーツ 福島県人はどこから来たか(歴史春秋社)1991年』がよかったので、その改訂版といえる『ふくしまの苗字 200万人のルーツ 本の森 2003年』を購入しました。
著者は鈴木常夫さんという方です!!
姓氏(苗字)の一般論から始まり、福島県内の民族移動・福島県の姓氏の概要・特徴、そして各市町村の苗字についてのデータとなります!!
多くの参考文献により執筆されていて、それがまた福島を知るための文献リストになっているので役立ちます。
影山という苗字についての詳細な記述はありませんが、読み物として面白いです。
歴史を感じることができます。
民族移動といったところが興味深い内容でした。
母方祖母の方の戸籍を辿って取り寄せたところ、山陰地方の県の名前+開墾地 という住所の人がいました。???で、旧土地台帳を請求したところ、該当するところはありませんでした。
この本で、それは明治初期に全国各地の旧藩士が入植した土地であることが分かりました。
(藩ごとに集住!!)
そういう歴史があり、それが福島県だったとは。
また、珍しい苗字だな!!とも思いましたが、今回検索をかけたところ、簡単に出てきました。苗字の由来やどういう家系で、歴史上の人物との有名なエピソードまで。
江戸時代の武士階級の方は、簡単に調べられていいですね!!
福島県の先祖調べをされている方は、持っていていい一冊だと思います!!