先祖調べ、今は停滞中!です。
進んでは休み、進んでは休み。次のアクションに向けて、充電、熟成中!!
しばらくは、本のご紹介が続くのかな?!と思います。
以前、日本の血脈(石井妙子)を読みました。芸能人、政治家、財閥、大企業社長など、色々な人物を描いています。でも、本人が取材に応じたパターンは、ひとつもなかったと記憶しています。
日本の政財界は、今の時代も婚姻関係で結びつきを深めているように印象を受けました。
特に、ゼネコンは、政界との結びつきですね。
また、同族会社を維持するためには優秀な婿養子でつないでいく!という方式。
最近では、完全なる政略結婚を悟られないために、くっつけたい子ども同士、サークルを作って、そこに子どもを入れて自然な出会いを演出!するとか。親も必死です!!
(違う人とくっついてしまったら!と心配しますが(爆)。まあ、そこは他のメンバーが配慮するのでしょう。)
現代はあからさまな政略結婚ではなく、偶然な出会いを演出する!という芸の細かさ!!
今も昔も、日本を制する階層は考えが同じですね!!
最近の私は、もう戦国時代にドップリ浸かっています。婚姻関係で、武将間にネットワークが張り巡らされているのは当たり前!ですね。
それでも、潰すときは親戚関係であったとしても容赦ない!!厳し~~~っ!!
ところで、著者の石井妙子さんは、 人物を描くのがとてもうまいと思いました。日本の血脈は本人取材はかなわずも、銀座マダムのおそめさんについては、晩年のおそめさんを取材して書かれたものです。文壇バーおそめに集まる、そうそうたる作家。ウチの母は、読んだこともないのに純文学しか認めない、(読んだことがないゆえに!か)というスタンスでしたが、書いていることは、惚れた腫れた!のドロドロよ。 母は読んだこともないが故、純文学のみが正当と決めつける浅はかさ。
私は、大岡昇平が好きでしたが、おそめさんの本読んで、『花影』は、大岡の愛人、銀座のバーホステス 坂本睦子 をモデルに書いたということを知りました。
音楽でも小説でも、実体験がなければ描けませんよね!! 空想だけでは。
ところで、
オープンカレッジで、民俗学の講座を三期続けて受けましたが、一番最初が『縁』から始まりました。血縁、地縁、学校縁、職場縁、趣味縁。血縁は、一生逃れられないものですね。先祖調べはそこですね!!昔から、自分そのもの、また人との関係性(心理学的分野)や、形成する集団(社会学的分野)に興味を持っていましたが、ここ二年で、コアな部分の血縁で先祖調べに向かったのが、自分でも面白いことだな!と思っています。