この間、中国ドラマの『宮』を見ていたら、宮廷に仕えているものが亡くなると死体置き場へと運んでいくのですが、そこはすごい遺体の数!!
元女官が、仕立て屋に助けられ、御礼に死体置き場に連れていき、服を持っていくというモノ。さすがにそれを売ることはできないから、デザインをまねして作って、売りなさい!!ということだったのでしょう!!
でも大量の死体どうなっちゃうんでしょう?と心配しました(爆)
どんどん朽ち果てて、腐乱したら細菌も発生するから、運びこむ人も細菌に感染して危ないのでは?!と、このコロナウイルスの今だからこそ、思いました。
30年ぐらい前でしょうか?!、海外で亡くなられると、エンバーミングして遺体の空輸!と聞きましたが、最近は国内で普通に亡くなられてもエンバーミングしているようですね!!
そんなわけで、九相図を思い出したのですが・・・・・
それの意味は、自分や他人の肉体への執着を断つためのようです!!
(小野小町の九相図もあるそうですが、美人でも朽ち果てれば誰も同じ!!っていう感じでしょうか!! だから執着を断ちなさい!と。)
闇の日本美術(山本房美)によれば、
仏教では、出家者が自分自身や他者の肉体に対する執着を断ち切るために、肉体の不浄のありさまを観想(イメージトレーニング)する不浄感という修行がある。そのうち死体を九段階に分けて観じることを九相観と呼ぶ。
ということです。生と死は連続しているのに、死んだ途端に不浄とは!!と思ったものですが、やはり遺体は腐っていき細菌を発生するものですし、物理的に不浄というのも一理あるのかな!と思いました。そして、不浄だから肉体への執着を断ち切れ!ということですかね。