福島県の中世を知るには、南北朝時代を避けては通れません!!
かなり前に、
奥州篠川御所 史料と研究(柳沼儀介)を入手しましたが、前書きを読んで、すでにクラクラ。
編集した
田中正能さんの言葉によると、
明治以来の歴史教育は、わが国では儒学土壌に成長し、その影響のために二者択一的思考を育て、南朝皇国史観を是とし、総合的な視野と考察力を国民から奪い、その欠陥を今次大戦で全世界に暴露してしまった。足利尊氏といえば、逆賊の標本人物と教育され、逆賊がなぜ室町幕府を創立、如何にして200年以上も、中央政権として全国を支配することが出来たか、その訳けと理由・構造を、歴史教育では焦点をずらしたもののみを教えた。
とのこと。
ワード数では絶対的(でも解釈や思想は入っていない)大学受験者必携の、
山川では、後醍醐天皇が正統な皇位であると主張 程度の記述ですかね!!
つくる会の教科書、ちょっとどこへ行ったか見当たりません。ダンナの本棚にあるはずですが。
家永三郎さん、検定合格版でも、義満、南北朝講和を申し出、両朝交互に天皇を出すようになっていたのに、南朝は実行されず絶え、それ以後北朝の子孫に伝わることになった!!
やっぱり、家永さん爆弾発言してましたわ!!
教科書裁判では、争点は大陸への侵略か進出かといったことだったと思いますが!!
こんなところにもスゴイ記述が。
※ウタダの通っていたASIJで、家永三郎の新日本史を使っていたそうです!!
アメリカさんは、そういうことね!!
もうこのへんまできて、さらにクラクラ!!
南朝皇国史観を是とすることまではいいですが、その先は語るな!!ですね。
南北朝時代って、やはりタブー感満載ですよね!! 足利から焦点を天皇家にもっていってはならない!!
何事も事象はひとつでも解釈はいかようにもなるので、私は新聞を読んでいた時は、朝日とサンケイを読んでいました。そうも考えられるよね!と中立でいたいワケです!!
なので、絡まないでください(爆)